iPhoneカメラのF値はどれくらい?

“スマホのカメラで綺麗な写真を撮るための指標として重要なのが「F値」です。今回はスマホカメラのF値はどれくらいのものを選べばよいのかまとめてみましょう。
【F値とは?】
スマホカメラの性能を比較する指標として、画素数や解像度などの言葉を聞いたことがある人は多いでしょう。もちろんスマホの画素数や解像度の数値が大きければ大きいほど、カメラ性能は高いのですが、画素数だけではなく画質を左右するスマホカメラのスペックに「F値」があるのです。F値とはカメラに取り込む光の量を数値化したもので、別名「絞り値」とも呼ばれています。絞りを開くとF値は小さくなり、よりたくさんの光をカメラに取り込むことができます。F値は小さいほどレンズは明るく、シャッター速度も速くすることができます。F値の数値は暗所や夜間での撮影に影響してくるため、スマホカメラを選ぶ際には重要な指標になるでしょう。
日中の明るい場面でも白飛びしたい写真を撮影したい、夜間の暗い場所でも黒潰れしない写真を撮影したいなどのニーズに応えるには、画素数や解像度だけではカメラ性能を比較することはできません。その場合にはF値やダイナミックレンジ、イメージセンサーサイズなどの指標が重要になるのです。
【適度なF値の数値とは?】
F値の適度な数値は「F値1.6~2.4」程度と言われています。あまり数値が小さすぎると、背景ぼかしが出来過ぎてしまった、撮影しにくいシーンもあるので注意しましょう。
【F値が小さいスマホカメラの特徴とは?】
F値が小さいスマホカメラの場合、光を多く取り込むことができます。そのため暗所での撮影に強いです。またシャッター速度を速くすることができるため手ブレしにくいのも特徴と言えます。
夜間や暗所での撮影が多い方はぜひチェックしておきたいです。またF値が小さいカメラの場合、背景を綺麗にぼかして被写体を浮き上がらせる写真を撮影できるのも魅力です。
ほとんどのレンズの商品名には「F/2.8」のような表記がされていて、絞り解放時のF値を示します。またズームレンズにはF3.5-5.8のような表記の場合もあります。これは倍率を変更するとF値の下限も変わることを意味します。
【F値が掲載されているスマホモデルは少ない】
F値の低いカメラレンズを選んだ方が、綺麗な写真を撮影することができますが、実はスマホカメラのスペック表にはF値は掲載されているモデルが少ないです。ネットなどでワード検索してF値がヒットする場合もあるので、気になる機種があればぜひチェックしてみましょう。
ちなみにiPhoneのF値は以下の通りです。
・iPhone11の広角カメラはF1.8、超広角カメラはF2.4
・iPhone12の広角カメラはF1.6、超広角カメラはF2.4
・iPhone13の広角カメラはF1.6、超広角カメラはF2.4
・iPhone14の広角カメラはF1.5、超広角カメラはF2.4
最新のiPhoneでは、F1.6からF1.5に向上して、より明るく鮮やかに撮影することが可能になっています。”

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